
ChatPlus 2025年6月のアップデートです。
6月は、Zendesk GuideのFAQサイトを一括で学習できるZendesk連携や、Boxフォルダ内のナレッジを自動で取り込めるBox連携など、既存コンテンツを生成AIに活用するための連携機能を強化しました。さらに、FAQPlusではAI分析レポートの新機能やレギュレーションチェックの自動化により、ナレッジの整備と運用の最適化を支援します。
また、送信キー指定や翻訳対象の拡張、履歴の利便性向上など、日々の活用を支える細やかな改善も多数実施しています。
引き続きChatPlusは新しいテクノロジーを活用しながら、AI、チャットボット、チャットサポートの新たな可能性を引き出すとともに、「運用負担なく成果が出る」チャットシステムとして改善を続けてまいります。
さらなる進化を続けるChatPlusにぜひご期待ください。
目次
- 1 Zendeskのヘルプセンターを一括学習可能に
- 2 BOX内のファイルを一括学習可能に
- 3 「ChatPlusAI」 新バージョンリリース
- 4 FAQPlus AI分析レポートリリース
- 5 FAQPlus レギュレーションチェック機能を追加
- 6 学習一覧ページの負荷軽減対応
- 7 サイトID、担当者IDを確認可能に
- 8 履歴の日付指定、操作性の向上
- 9 メディア管理機能を改善
- 10 「回答元詳細」に検索機能を追加
- 11 URL学習の進捗が確認可能に
- 12 「FAQPlus」記事のURLコピーボタンを設置可能に
- 13 フリーワードの入力履歴の一括チェック&ステータス変更が可能に
- 14 生成AI回答 フリーワードとドキュメントの優先度設定が可能に
- 15 AI分析レポート シナリオ(選択肢)のPDFダウンロード機能追加
- 16 訪問者側で送信キーを指定可能に
- 17 生成AI回答 AIの発言の前のテキストを自動翻訳可能に
Zendeskのヘルプセンターを一括学習可能に
Zendesk Guideで構築されたFAQサイトを一括学習できるようになりました。初期構築やメンテナンスの工数を大幅に削減できます。既存のヘルプセンターコンテンツを活用した、より精度の高いAI応答が可能になります。

※AIチャットボットプラン(生成AI)でご利用いただけます。
BOX内のファイルを一括学習可能に
BOX内のファイルを一括学習できるようになりました。管理画面からはフォルダを指定するだけで、該当フォルダ内のファイルをもとにした生成AI回答ができます。
個別にファイルを登録する手間がなくなり、大量の資料やナレッジを短時間で反映させることが可能になりました。

※AIチャットボットプラン(生成AI)でご利用いただけます。
「ChatPlusAI」 新バージョンリリース
既学習型AIモデル「ChatPlusAI」の自然言語理解能力が大幅に向上しました。従来から多様な言い回しや曖昧な表現にも対応しておりましたが、新バージョンでは意図の解釈精度がさらに高まり、より的確なQ&Aへ誘導できるようになります。

※AIライトプラン(お試し版としてChatPlusAIをご利用中の場合)、オートAIプラン(ChatPlusAI)、AIチャットボットプラン(生成AI / フリーワード学習をご利用中の場合)、FAQPlusで適用されます。
FAQPlus AI分析レポートリリース
FAQPlusのAI分析レポートをリリースしました。アクセスの集中度、閲覧が多いテーマ、よく検索・入力されるキーワード、カテゴリ別のおおまかな傾向、ページ数と閲覧量の分布を自動集計し、AIがまとめます。このレポートを活用することで、ユーザーの関心や検索行動を可視化でき、どのトピックやカテゴリを優先的に整備すべきかが明確になります。
分析作業を自動化することで、運用にかかる工数を大幅に削減できます。レポートは自動で生成されるため、専門的な知識がなくても誰でも簡単に運用できます。

※FAQPlusでご利用いただけます。
FAQPlus レギュレーションチェック機能を追加
FAQPlusに、記事作成時の品質と一貫性を高めるためのレギュレーションチェック機能を追加しました。この機能では、誤字脱字といった基本的なミスだけでなく、あらかじめ設定された社内ルールや用語統一の基準が守られているかどうかを自動で判定できます。
これにより、記事公開前のレビュー作業にかかる負担を軽減しつつ、情報の正確性やブランドトーンの統一性を保つことが可能になりました。また、ナレッジ管理の属人化を防ぎ、誰が作成しても一定の品質を担保できる体制づくりを支援します。

※FAQPlusでご利用いただけます。
学習一覧ページの負荷軽減対応
学習後のファイルやURLの一覧が並ぶ、学習一覧ページの負荷軽減対応を実施しました。学習データが増えた場合のページ表示がスムーズになりました。

※AIチャットボットプラン(生成AI)でご利用いただけます。
サイトID、担当者IDを確認可能に
一部のレポートファイルやAPIで使用するサイトID、担当者IDが、管理画面上で確認しやすくしました。これにより、IDの確認作業がスムーズになり、API設定やレポート作成時の手間を軽減できます。
・担当者編集画面

・サイト編集画面

履歴の日付指定、操作性の向上
履歴の日付指定をアップデートしました。開始日を終了日より後の日付に設定した場合、終了日が自動で調整されます。これにより入力ミスを防ぎ、スムーズに履歴検索が行えるようになりました。

メディア管理機能を改善
メディアファイルの名前を変更する際、拡張子(例:.jpg, .png, .mp4 など)は簡単に変更できないようになりました。これにより、ファイル形式の誤変更による再生・表示エラーを防ぎ、より安全に管理できます。

「回答元詳細」に検索機能を追加
生成AI回答時の、回答元データを確認できる「回答元詳細」に検索機能を追加しました。これにより、学習済みデータの中から該当箇所をすばやく絞り込めるため、確認・改善・作業が効率的に行えます。

※AIチャットボットプラン(生成AI)でご利用いただけます。
URL学習の進捗が確認可能に
URLを学習中の際に、「◯/◯ページ 取得中」と進捗状況がリアルタイムで表示されるようになりました。これにより、今どれくらいのページが処理されているかが一目でわかり、完了の目安が立てやすくなりました。
複数ページを含むURLでも、安心して学習状況を把握できます。

※AIチャットボットプラン(生成AI)でご利用いただけます。
「FAQPlus」記事のURLコピーボタンを設置可能に
AI検索対応のFAQシステム「FAQPlus」において、記事のURLコピーボタンを追加できる機能をリリースしました。
これにより、各記事のURLをワンクリックで簡単にコピーできるようになり、社内でのナレッジ共有やお客様へのご案内がスムーズに行えます。リンクのコピーミスも防止でき、業務効率の向上にもつながります。

※FAQPlusでご利用いただけます。
フリーワードの入力履歴の一括チェック&ステータス変更が可能に
AIへの取り合わせ履歴としてご確認いただける「レポート」>「フリーワード」>「履歴」で、一括チェックができるようになりました。
テスト目的で入力された履歴などを、あとからまとめて削除できるようになりました。これまで手間がかかっていた整理作業もスムーズになり、運用開始前後の管理負担を大きく軽減しました。

※AIライトプラン以上でご利用いただけます。
生成AI回答 フリーワードとドキュメントの優先度設定が可能に
生成AIを使用したAIチャットボットではこれまでドキュメントよりフリーワード(Q&A)が優先され回答されていました。この度のアップデートではフリーワード(Q&A)とドキュメントを並行して回答ができるよう機能を追加しました。
より柔軟なAIチャットボットの設定ができるようになりました。

※AIチャットボットプラン(生成AI)でご利用いただけます。
AI分析レポート シナリオ(選択肢)のPDFダウンロード機能追加
過去の対応履歴からAIが分析レポートを作成する機能、AI分析レポートのシナリオ版においてPDFのダウンロード機能が追加されました。
これにより、分析結果をワンクリックで保存・共有できるようになり、社内報告等の活用がよりスムーズになりました。

※AIライトプラン以上でご利用いただけます。
訪問者側で送信キーを指定可能に
訪問者側で送信キーが指定できるようになりました。右下のオプションから変更できます。
また管理画面からは送信キーの初期値を指定できます。
訪問者の入力ストレスを軽減し、より自然で快適なコミュニケーションが実現されました。
(本機能はPC版のみ使用できます。)

※全プランでご利用いただけますが、初期値の変更はビジネスライトプラン以上からご利用いただけます。
生成AI回答 AIの発言の前のテキストを自動翻訳可能に
生成AIを使用した回答時に、回答前に表示されるテキストが翻訳の対象になりました。
設定言語が日本語であっても、ユーザーが英語で入力した場合には、先行して表示される文言も自動的に英語に翻訳されるため、チャット体験全体の言語整合性が保たれます。これにより、多言語対応がより自然かつシームレスになりました。

※AIチャットボットプラン(生成AI)でご利用いただけます。